SUGOI-neの生態系の中で
  生長するCymbidiumのリゾーム
 
  ラン菌が糖を供給している。
  これが自生地再現栽培である。
  SUGOI-ne炭素循環栽培法である。

 ボルネオとの熱帯雨林の林床、
 樹上にはこの生態系が構築されている。
 常にリゾーム、プロトコームが生きられる
 水分が確保されている。
  







 SUGOI-ne植えのCymbidium鉢の菌根の間で
 発芽したCymbidium。
 ランの自生地をSUGOI-neで再現した状態。

 SUGOI-ne栽培のパフィオの菌根。
 世界初のラン菌が生きてる生態系を
 鉢内に再現出来る用土である。
  ボルネオ島の熱帯雨林の生態系再現栽培
  を可能にした。

   

 SUGOI-ne栽培の
 Cymbidium エリトロスティルム
植物分類学では、あくまでも植物の特徴の調査で差異を識別し記録する。
そしてリストを作成する。
ラン科植物26000に共通する菌根は、全部のランに共通するから、根では差異を識別できない。
つまり新種か否かを識別する組織としては不適なもので、根はほとんど除外される。
前記のラン原種図鑑の個体説明のように、植物の形状、色を文章で表現するものであるが、
Cymbidium、エリトロスティルムを文章で記載するとすれば、上記のような表現になる。
この記載でもわかるように、葉、バルブ、茎、花は詳しく調査され記録、記載されるが、
「根」についての調査記載はない。
つまり、植物分類学では「根」では個体の差異を識別できないから、根は除外されている。
そういうことで菌根の記載はない。
植物の個体差異が最も大きく現れている部位は生殖器の「花」である。
花は仔細に調査し記録する。

種子でもプロトコームでも違いを識別できないから・・・観察記録しない。
つまり、ランのラン菌との共生関係など、植物分類学では調査研究対象になっていない。
プラントハンターの目線も新種の発見に重大な関心を寄せるから、
当然のことながら・・・・根など・・・なんの興味もわかない。
ラン菌など・・・削除どころか念頭にもない。
こういうことが、いつの間にか、ラン栽培法からも除外されたようである。
ラン栽培する場合、最も重要な環境が・・・菌根植物では根圏の生態系なのであるが・・・・。
このことが、ラン菌の生息している用土の開発を遅らせる結果につながったと宇井清太は思っている。
ランの本から「菌根植物」が・・・消えた記述の原因になったと思っている。
ラン栽培の進歩を遅らせたと思っている。
それが・・・ランの普及に大きな影響を与えているのではないか????
大量消費されることを・・・大普及したという思う考える場合は・・・・論外である。
消費とは・・・ランを枯らすことだからである。
ほぼ100%枯れてしまうコチョウランも・・・消費されるランが普及した???
しかしランは多年草である。
本来なら・・・・何年も生きるもの。
消費されるランは・・・本当の意味での栽培普及ではない。
現在はラン鉢は・・・枯れて当たり前の「切花」と一緒。
ランに限らず、植物栽培のおいて、最も重要なものが「根」である。
根に生息している菌に・・・・ラン栽培者はほとんど無関心。
最も重要なものなのに・・・。
そういうことで、鉢内にどんな菌が繁殖しているかということを・・・あまり考えない。
用土で問題になるのは「根腐れ」であって、ラン菌のことなど削除である。
更に、無菌播種、メリクロンで苗は作れるから、菌根である必要はない!
そういう考えも・・・ラン菌削除の用土でいい・・・・ということで、
用土の条件は排水性、保水性、耐久性、PH・・・・という生態系再現とは異なる、
根腐れ対策用土に注力されてきた。
ランからみれば・・・・空気が読めない・・・とんでもない勘違い・・・・と
いわれる用土、鉢・・・で栽培してきたといえる。
生態系構築どころか・・・・生態系破壊、削除の栽培を行ってきた。
新種の発見には・・・非常に注目するが・・・・。
商売のアイテムが一つ増えることだから注目するのは当然であるが・・・。

自生地の根圏の生態系と鉢内の生態系。
ここに、これまでのラン栽培に盲点があった!
自生地の環境に学ぶどころか・・・・全くとんでもないラン菌の生息しない環境で栽培してきた。
つまり、鉢内の生態系・・・雑菌ウヨウヨの生態系について研究した人はいない。
清潔に見える水ゴケ、バーク、軽石、杉皮・・・・。
それが・・・実際は・・・・雑菌が大繁殖している非常に不潔な状態になっている。
根腐れには・・・・注目するが。
植物つくりは「根つくり」と「葉つくり」である。
新種発見の植物分類学からの知見と知識が・・・菌根植物項目削除・・・が、
ラン菌の生態系削除という盲点をつくったのかもしれない。
植物生態学。
この言葉は地球環境、自然保護、熱帯雨林再生などの方向から生まれた新しい学問。
生態系を再現する栽培は、「原種」を愛好するラン栽培から、
一番先に提唱され実践されるべきもの。

21世紀のラン栽培は、自生地生態系再現栽培があるべき姿であろう。


ラン栽培は、自生地再現・・・自生地から学ぶ・・・ということで、
前記したように、環境条件は観察されてきたが、
自生地でラン菌の観察、生態系が観察されてこなかった!
目線に盲点があった。

宇井清太によるラン菌が生息している用土SUGOI-neの開発は、
ようやく、菌根植物であるラン科植物を、自生地の生態系を再現した栽培を、
世界で初めて可能にした。
これからのラン栽培、山野草栽培、作物栽培は、
共生菌を再現した生態系再現栽培をすべきであろう。

なぜなら、地球上の70以上の植物は共生菌と共生して生き続けているからである。



これまでのラン栽培は自生地の環境を再現する栽培を行ってきた。
この「環境」というのは、気温、雨の降る時期、湿度、光線、霧、風・・・
など、おもに気象の環境であった。
そういうことで、ランの本には自生地に近い気象台の最高気温、平均気温、最低気温
日照時間、降雨量などが記載される。更に海抜○○mの標高。
雨期、乾期に時期・・・などなど。

この環境条件には・・・最も重要な項目が欠落、削除されている!
それは、根圏の生態系である。
ランは菌根植物。
共生するラン菌との生態系が削除。

つまり、ラン科植物26000種にとって、最も重要な生態系という環境を、
世界のラン界で、ほとんど調査されなかった。
調査項目から菌根の生態系が削除されてきた。
共生するラン菌の調査研究がほとんど行われなかったということである。
そのために、200年前と現在のラン栽培が全然進歩が見られないということ。
ラン菌の生息しない用土での栽培である。
このために、ランの自生地の生態系と大きく乖離した栽培が行われて来た。
原種栽培には、この自生地の生態系という環境条件がもっと重要なものであるが、
これを再現できないということが、原種山掘り株の枯死、又は、栽培困難を引き起こす。
そういうことで、夥しい株が絶種していった。

エリトロスティルム
着生。球茎は扁平な狭卵形、長さ6cmに達する。葉は6〜8枚つき、線形、長さ45cmに達し、
弓状、肉質はやや薄い。花茎はほぼ直立し、長さ30−40cm、数花をつける。苞は披針形、
長さ2,5-5,0cm。花は径約6cm、長さ9-10cm、白色、唇弁は黄白色で深紅色の筋と点が入る。
蕚片は倒卵状楕円形、鋭頭、長さ約5cm、側蕚片は鎌形、下方へ曲がる。花弁は背蕚片
に似てやや短く、蕊柱を包む。唇弁は長さ約4,5cm,,側裂片は蕊柱に接し、中裂片は短く、
長さ約1cm、三角形、少し反曲し、短毛を生じる。花盤の隆起線は無毛で幅広く、3-5条ある。蕊柱は長さ約3cm、弓状、濃赤黄色、下部に密に毛を生じる。2n=40,
ベトナム。海抜1500m。花期は秋。


               唐澤 耕司   原種ラン図鑑 107ページ  引用


 これからは
    ランが喜ぶラン栽培


             自生地の生態系再現する

        ラン科植物26000は全て菌根植物である。
         ラン菌、材木腐朽菌が作り上げた炭素循環の生態系で生きている。

       熱帯雨林のボルネオ島がランの宝庫である。
         なぜ宝庫になりえたのか????
         そこには熱帯雨林の植物の枯れ葉、植物死骸が作り上げた
         炭素循環の生態系が構築されている


       SUGOI-neは、このボルネオ島の生態系を再現する用土である。
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